石巻消防広域広報1月号
放火対策は万全ですか?
空気が乾燥しやすく、火災が多くなる冬の時季。暖房器具の使用を原因とした火災だけでなく、放火も注意しなければなりません。
出火するまでわかりにくく、気づいたときには初期消火が困難なほど火の手があがることが多いのが放火火災。全国的にほぼ毎年のように出火原因の上位を占めますが、石巻地区においても過去5年間に22件発生し、建物や車両を中心に大きな損害額となっています。
各家庭や事業所での徹底した放火対策により「放火されない・させない・されても拡大しにくい」環境づくりが必要です。
放火されやすいのは・・・
時間はいつ?
夜10時~翌朝の6時にかけて多いほか、夕暮れ時も発生しています。人目が少ない時間帯に無作為、発作的に行われる傾向があります。
どのような場所で?
建物の周囲、ごみ置き場、倉庫や物置、共同住宅の階段や踊り場等の共用部分など、外部から侵入しやすく、人目に付きにくい場所での放火が目立ちます。
なにを狙って放火される?
枯草、紙屑等の可燃ごみ、平積みされた新聞紙や雑誌、バイクカバー等、放置されている燃えやすいものに放火されています。
放火防止6つのポイント
放火されない、させない、されても拡大しにくい環境を作るために、「放火防止6つのポイント」を実践して、我が家と、地域の両方から対策しましょう。
- 車庫や物置なども、必ず鍵を掛けましょう。
- ごみは決められた収集日の朝に出しましょう。
- センサーライト等、外灯で家の周囲や駐車場の暗がりをなくしましょう。
- 家の周囲は常に整理整頓し、燃えやすいものを置かないようにしましょう。
- 皆で声をかけあって、地域の見守りをしましょう。
- 自動車やバイクのカバーは防炎製品を使いましょう。
犯人の身勝手な行動により行われることが多い放火。大切な自宅がそのターゲットとならないよう、いますぐにでも対策を行いたいですね。
また放火対策については、地域での声かけや日頃の付き合いも重要だと言われています。
なかなかご近所付き合いも難しい世の中ですが、協力しあいながら安全な暮らしを守っていきましょう!