石巻消防広域広報12月号

冬本番☃暖房器具からの火災にご注意ください

寒くなると特に気を付けていただきたいのが、各種ストーブの火災です。石巻地区では、ストーブを起因とする火災が過去5年で10件発生しています(石油ストーブ8件、電気ストーブ・薪ストーブ各1件)。以前に比べて少なくなりましたが、例年のように出火原因の上位に掲げられています。

事故事例

・ファンヒーターの温風吹き出し口に、脱ぎ捨てた服が接触し燃え上がった。
・ファンヒーターの近くに置かれていたカセットコンロのボンベが爆発した。
・石油ストーブを消火せずに燃料を給油したため、漏れた灯油に引火した。
・反射式ストーブの正面に置いていたふとんの距離が近く、輻射熱で出火した。
・電気ストーブの上に干していた洗濯物が、数時間後に燃え出した。

ストーブの種類に合わせた注意と声がけを

 ストーブの種類は数多くありますが、熱源で分けると「石油・ガス・電気」を中心に、「薪・ペレット・練炭」などを燃焼させるものもあります。
 いずれの種類も「炎・熱・光」を発生し温感として伝わりますが、反射式ストーブや電気ストーブは「作動音」や「温風」がなく、使用中である意識が薄れたり周囲の人が使用に気づかない場合があるため注意が必要です。点火・消火の確認は徹底すると共に、周囲の人にも伝えましょう。

ストーブ使用時の注意まとめ

・就寝時及び外出時はストーブを確実に消す(完全な消火を確かめる)。
・電気ストーブやファンヒーターを使わないときは電源プラグを抜いておく。
・石油ストーブ・ファンヒーターに燃料を給油するときは、必ず火を消してから。カートリッジ式タンクの給油後は、タンクのふたが確実に締まっているか確かめる。
・周囲には座ぶとんや衣類等の燃えやすいものを置いたり、洗濯物を干したりしない。
・カーテン、ブラインド等に接触しない距離を取る。
・近くでヘアスプレーなどのエアゾール缶の使用や放置はしない。
・定期的に換気をし、部屋の空気を入れ替えて、一酸化炭素中毒や酸欠になるのを防ぐ。