~第70回文化財防火デーに伴う防火訓練~

令和6年1月27日(土)石巻市給分浜後山14-1国指定重要文化財「木造十一面観音立像」と県指定有形文化財「持福院観音堂」において文化財防火デーによる防火訓練を実施しました。

 文化財愛護思想の高揚と消防関係機関の連絡を密にし、文化財防護体制の確立を図ることを目的とした訓練で、入山者により投げ捨てのたばこの火が下草に燃え広がり、山林に延焼拡大したことにより、重要文化財である「木造十一面観音立像」と有形文化財「持福院観音堂」の2棟が延焼する恐れがあるとの想定で行われました。

 訓練には、文化財を管理する「陽山寺」藤澤住職をはじめ、関係者や地区住民が参加し、初期消火訓練・119番通報訓練・避難訓練を行い、石巻市消防団牡鹿地区団と消防署が連携して一斉放水防火訓練を実施しました。

参加者の皆様には、訓練を通じ文化財に対する理解と認識を深めていただくことができました。今後も、貴重な文化財を災害から守り後世に伝えられるよう、皆様の防火・防災に対するご協力をお願いいたします。