石巻広域消防広報11月号

秋の火災予防運動が始まります

 11月9日(木)から15日(水)までの一週間、全国一斉に秋の火災予防運動を実施します。 この運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるにあたって、皆様に防火防災意識や防災行動力を高めていただくことにより、火災の発生を防ぎ、万が一発生した場合にも被害を最小限にとどめ、火災から尊い命と貴重な財産を守ることを目的として様々な催しが行われます。
 石巻広域管内では令和5年1月1日から10月31日までに、47件の火災が発生しています。これは、去年の同時期の火災件数を13件上回る件数です。 原因を見ると、たばこや電気機器、車のマフラーなどが多くなっています。(不明・その他・調査中を除きます)この機会に、もう一度みんなで火の元を確かめましょう!

住宅用火災警報器を設置し、適切な維持管理を!

 住宅用火災警報器は火災を感知するために常に作動しています。
「いざ」というときに住宅用火災警報器が適切に作動するよう、定期的に作動確認を行い、設置後10年を目安に交換しましょう。

事例1
先日、みそ汁を温めようとコンロに火をかけたまま、うたた寝してしまい、住宅用火災警報器の音で目が覚めました。
住宅用火災警報器を設置していたからこそ、鍋が焦げた程度で済みましたが、なかったらと思うとぞっとします。

事例2
仕事から帰宅後、電気ストーブをつけたまま就寝してしまいました。住宅用火災警報器の音で目を覚ますと、掛布団がストーブに接触し、
室内が煙っていました。住宅用火災警報器のおかげで、早期発見と初期消火をすることができ、大事には至りませんでいた。

「いざというとき身を守るために住宅防火」(PDF:638KB)

石油暖房器具を使う季節です。「器具」と「燃料」の点検を

ファンヒーターや石油ストーブなど、灯油を燃料とする石油暖房器具を使い始めた方もいると思いますが、使用前の清掃や点検は済みましたか?
 また、使い始めは正常であっても、前シーズンから持ち越し変質した「不良灯油」が原因で異常燃焼や消火不完全といった、火災につながる危険性があります。器具と一緒に燃料も確かめましょう。
 「不良灯油にご注意を!」