石巻広域広報2月号

STOP!こんろ火災

令和4年中に発生した全国の火災件数は約36,000件。そのうち、約11,000件が住宅火災となっており、火災原因は、「こんろ」が最も多くなっています。

こんろから火災が発生する原因とは?

ガスこんろや電気こんろといった違いはありますが、毎年のように「こんろ」が住宅火災の原因上位になるのはなぜでしょう?

一番多いのは ❝消し忘れ❞

・揚げ物中に電話がかかってきて火を消さずに離れてしまい、高温となった油から出火した。
・夜中にお酒のつまみを作ろうと鍋を火にかけたがそのまま眠ってしまい、長時間熱せられ空焚き状態となった鍋から出火した。
こんろを使用中、調理中に少しのつもりで火を消さずに離れて放置したり、調理後にうっかり火を消すのを忘れたり…。いずれも共通しているのは、❝消し忘れ❞です。

こんろの周りへの❝引火❞

・こんろの横に置いていた布巾に着火し燃え広がった、上に掛けていた布巾が火の上に落ちて燃え上がった。
・魚焼きグリルに残っていた油かすに火が付き、出火した。
こんろの周りに燃えやすいものを置いている、または、使用済みの油やグリルに残った油かすなどは、こんろの火が引火する危険性が高まります。

高齢者は特に注意!「着衣着火」

・こんろの奥に置いてあった調味料を取ろうと、火のついたこんろの上に手を伸ばしたら袖に着火した。
着衣着火は大きなやけどや事故につながりやすく大変危険です。視野狭窄や視野欠損等により炎が見えづらくなっている高齢者の方は、さらに注意が必要です。電気こんろでも同じような危険性があります。
フリースや毛羽だったセーターなどが着火しやすいので気を付けましょう。防炎性を有する割烹着(エプロン)やアームカバーなどを使用すると安心ですね。

こんろ火災を防ぐために

調理中は火のそばから離れない

「ちょっと電話に出るだけ」、「郵便屋さんの対応をするだけ」と思っても、思いのほか時間がかかったり、うっかりそのままこんろのことを忘れてしまうこともあります。こんろの使用中には絶対に火のそばから離れず、少しでも離れる時は必ず火を消してから離れるようにしましょう。

こんろの周りは整理整頓、こまめな清掃を心がける

こんろの周りに使用済みの油や布巾、新聞紙など燃えやすいものを置かないようにしましょう。
こんろの油汚れなども火災につながる危険があります。日頃からこまめな掃除や整理整頓を心がけ、こんろの周りに燃えやすいものがない状態を保つようにしてください。

住宅用火災警報器を設置する

火災の熱や煙などを感知して、警報や音声で火災を知らせる住宅用火災警報器。いち早く火災に気付くことで、ぼや程度で済む場合もあります。現在では全ての住宅で住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。未設置の場合はすぐに設置し、既に設置されたものは正しく作動するよう点検・維持管理をしましょう。

安全装置付きガスこんろ「Siセンサーコンロ」を使用する

2008年10月以降に販売された家庭用ガスこんろは、全て安全装置付きの「Siセンサーコンロ」となっています。
油の温度が上がりすぎると自動的に消火する「調理油過熱防止装置」や、こんろやグリルの火を一定時間で消火する「消し忘れ消火機能」、鍋の吹きこぼれなどで火が消えるとガスも止まる「立ち消え安全装置」などがあります。安全装置が付いていない旧型のガスこんろを使用している方は、ぜひ導入しましょう。